雀荘メンバーの仕事内容を関係者がわかりやすく解説

2018-12-28雑記

雀荘のメンバーという仕事は雀荘に出入りする人なら一度は気になったことがあるかと思います。

はたから見ると楽しそうなので憧れすら持ってる人も居るでしょう。

 

ただ現実はかなり過酷な仕事です。

過去にアルバイトでメンバー経験があり今もたまに裏メンやっていますが、決して楽に稼げる仕事ではありません。

そんな気になる雀荘の仕事内容を具体的に解説していきます。

 

用語解説

メンバー 雀荘の店員のこと。古い言い方だと雀ボーイなんて言い方もある

本走 客が4人いないときに麻雀を打つこと

代走 客がトイレなどで離席している際に、その客に代わって麻雀を打つこと

東南戦 半荘ともいう

0.5 1,000点50円のレート。点5などともいう

ピン雀 1,000点100円レート(=テンピンという)の雀荘

アウト 仕事で麻雀を打つために店からする借金

 

麻雀を打つ

メンバーのメイン業務であり劣悪環境の元凶。

基本的に麻雀は4人で行うゲームですがお客さんが4人居ない場合はメンバーが卓に入りゲームを行います。

麻雀を打つのに不足している人数の穴埋め要因ですね。

 

負け分は自腹

多くの店はお金を賭けているのですがメンバーも例外ではありません。

負ければ給料から引かれるので1か月で250時間くらい働いても給料が数万円ということもあります。

当然給料以上に負けることもあり、その場合はタダ働き+差額は翌月に持越しとなります。

俗にいうアウトオーバーというやつですね。

 

なので麻雀が弱い人は働けば働くほどマイナスになる悪循環です。

まぁそうなった場合は賭博の負け分なので律儀に払わずに飛ぶ人が多いですが。

 

アウトについては過去に記事にしているので詳しく知りたい方は読んでみてください。

 

中には麻雀の負け分は店持ちという話も聞いたことがありますが1店舗だけです。

もう7年くらい前の話なので今はどうなってるかわかりませんが・・・

 

ゲーム代も自腹

仕事として麻雀を打つ場合でもゲーム代を負担するケースは多いです。

レートがピンだとゲーム代バックがある店が多いですが、全額バックの店は珍しいでしょう。

大体が1ゲーム100円~300円くらいの一部だけのバックです。

点5だとバックなしがほとんどで、あったとしてもせいぜい100円程度ですね。

 

どんな状況でも打たなければいけない

客打ちと違って好きな時にやめるということができません。

どんなに体調が悪くても、集中力がなくても、嫌な客が同卓しても、状態が悪くて負けまくってもです。

更にメンバーが全員麻雀打ってる状況では麻雀中でも中断してホール業務を行う場合があります。

他業務もあり100%集中できない状況でも打たなければなりません。

 

特に負けがこんでいる時がつらいですね。

かなりメンタルが強くないといけません。

僕はこの経験でだいぶメンタルを鍛えられました。

 

給与シミュレーション

点5の東南戦・1ゲーム350円、トップ賞100円の店で給与をシミュレートしてみます。

12時間×月20日出勤で打数は1日平均10本。

バイトで時給1,000円だとすると

  • 月給 240,000円
  • ゲーム代 -70,000円
  • トップ賞(トップ率25%) -5,000円

週5日で1日12時間働いても諸々差し引くと165,000円です。

当然ここからアウト分も差し引かれます。

 

ピンだとバイトで無く社員で月給制という求人をよく見かけます。

月給30~40万円くらいの提示もあり、一見高く見えるかと思いますが騙されてはいけません。

バックのある店が多いですがピンの東風戦だとゲーム代がかなりかかります。

先ほどの例で、単純に打数を2倍だとして月に400本。

ゲーム代500円だとすると20万円-ゲーム代バック分が負担となります。

 

歌舞伎町のピン東で働いていた知人は

給料40万、使った場代が30万、残った金が30万だったそうです。

12時間×週6勤務で疲れすぎて1か月でギブしていました。

 

ホール業務(立ち番)

主な業務
  • ドリンクやおしぼりを出す
  • ゲーム終了した卓からゲーム代を頂く
  • 代走
  • 日報記帳(売上の管理)
  • 使い終わった卓や牌の掃除
  • お客さんの卓への案内
  • 新規客へのルール説明

ほとんどウェイターに近い業務です。

 

雀荘ならではの業務はお客さんを卓へ案内することですね。

全ての卓の進行状況、ラス半コール、メンバーの入り状況から最適な案内方法を考えます。

  1. 本走中メンバーとすぐに交代するのか?
  2. ゲーム終了まで待ってもらうのか?
  3. 新しく卓を立てるのか?

といった感じですね。

 

女の子なら立ち番専門での求人もあり

余裕のある店だと立ち番専門の女性を雇っているところもありますね。

僕が働いていた店の女の子はドリンクおしぼり出すのとゲーム代をもらいに行くくらいが仕事でした。

後は待ち席のお客さんの話し相手をするくらいですかね。

 

雀荘は野郎ばっかりなので女の子がいると非常に喜ばれます。

内容は楽なのですが客にしつこく迫られたりすることもあるのでこちらも強いメンタルが必要でしょう。

なお立ち番だけでなく麻雀を打つ場合も女の子の方が優遇されているケースが多いです。

 

ギャル雀(コスプレ雀荘)

ノーレートで女の子と麻雀を打つことが目的のお店。

コスプレをしているところが多い気がします。

 

僕は男なので働いたことがありませんが客として2店舗、知り合いが経営していた1店舗は知っています。

客層はメイド喫茶やコンカフェ、ガールズバーに近い感じですね。

お気に入りの子目当てで通っているお客さんがほとんどでしょう。

 

店内の雰囲気も純粋に麻雀を打つだけの店もあれば店内にバーカウンターがあり「麻雀も打てるガールズバー」と言った様相の店も。

そんな感じなのでお客さんの相手やコントロールが大変そうですね。

 

裏メン

お客のふりをして麻雀を打つことを専門としたメンバーです。

呼称は裏メンバーの略ですね。

裏メンは正規のメンバーのように店側と労使関係にあるわけではなく、オーナーや店長から個人で請け負う形がほとんどでしょう。

裏メンについては特殊なので別記事にまとめました。

 

まとめ

雀荘での業務内容はこんな感じ
  • 麻雀を打つことによる薄給が何より厳しい。
  • 見かけの給料が良くても丸々入ってくることはほぼない(結局は麻雀の結果次第)
  • ホール業務だけなら楽
  • 女の子なら待遇◎
  • 経営者などとつながりがあれば裏メンという選択肢も出てくる。

 

以上が麻雀荘での仕事の実態です。

メイン業務が麻雀なので給料残せる雀力やメンタルがなければ続けるのは至難の業です。

それにいくら給料が残るかもわからないので真っ当な仕事とは思わない事ですね。

働いてもマイナスまであり得る仕事なんて他にはないでしょう。

 

麻雀の実力による歩合制だと思っておくことです。

まぁゲーム代を含めるとマイナスで終わるのが圧倒的多数なわけですが。

 

これからメンバーをやってみたい!と思う方はタダ働きまで覚悟しておいた方がいいです。

何度も仕事としては勧められないですが麻雀の腕が上がることは間違いありません。

 

僕が実際にアルバイトしていたころの体験談も記事にしているのでぜひ参考にしてみてください。